収納ラックの引き出しが壊れたので修理してみる。 先日、私の靴下などが入っていた収納ラックの引き出しの前板が外れてしまったので、修理をすることになりました。底板も抜けかけていたので、抜けないようについでに補強することにしました。 今回の修理の目標は「0円で修理」 …
収納ラックの引き出しが壊れたので修理してみる。
先日、私の靴下などが入っていた収納ラックの引き出しの前板が外れてしまったので、修理をすることになりました。底板も抜けかけていたので、抜けないようについでに補強することにしました。
今回の修理の目標は「0円で修理」です。家にある道具・材料のみで修理しますので、きちんと修理をされたい方は、ホームセンターなどで材料を揃えてから修理をしてください。
木工用ボンドで接着
幸いにも無事残っていたダボ。
ほとんどの引き出しは、前板と側面の板が「ダボ」と言われる、木片で固定されています。このダボが割れていたり壊れていたりすると修理には手間がかかります。壊れているダボを全て取り外し、ドリルで綺麗に穴を開け直して、新しいダボを付けることになります。今回は幸いにも、ダボは壊れていなかったのでそのまま使用します。
外れてしまった前板を木工用ボンドで接着
ダボと、前板と側板が接合する面にたっぷりと木工用ボンドを塗って、側面の板と前の板を接着します。接着した後にはみ出たボンドを拭き取れますので、木工用ボンドは少し多すぎるくらい塗ってもでも大丈夫です。
前板をしっかりと圧着する。
木工用ボンドを付けて、前板と側板をしっかりと固定します。クランプなどで固定するか、もしくは、おもりを乗せるとか紐などで縛っておいて、その状態で木工用ボンドが乾燥するまでその状態を維持します
補強材で丈夫にする
補強材を付けて、底が抜けにくくします。
底板が抜けやすくなっていたので、裏側に補強材を付けることにします。引き出しの中側にも補強材を付けて、前板が再び抜けないように補強しておきます。
補強材に使用するのは、工作用に家に買ってあった木材です。
引き出しの裏側の4辺を補強材で補強。
引き出しの裏側には、底板と、側面の板には段差があると思います。(無い場合はこの補強方法は出来ません。この段差があるところの4辺に木工用ボンドで補強材を固定していきます。ちょうど補強材の上に底板が乗ることになりますので、底板が抜けにくくなります。
引き出しの内側も補強材を木工用ボンドで固定。
引き出しの内側の4隅にも、木工用ボンドで補強材を固定していきます。側板から前板が外れにくくするためです。ボンドがはみ出ていますが、ウェットティッシュなどで拭き取れば綺麗になります。
家にはちょうど良い釘が無かったので・・・。
補強材を釘で固定しようと思ったのですが、ちょうど良い大きさの釘がありませんでした。今回の修理の目標は「0円で修理」です。なんとか家にある材料で代用品を探してみて、見つかったのが画鋲。金属の部分だけニッパーで切り取って釘代わりにします。(きちんと修理されたい方は釘を使いましょう(笑)
引き出し中側の補強材を釘で固定
引き出しの中側の補強材を釘で固定します。ここでは、補強材と前板を固定するように2本、補強材と側面の板を固定するように2本、合計で4本釘を打っています。
引き出し裏側の補強材も釘で固定
引き出しの裏側の補強材を釘で固定します。ここでも、補強材と前板を固定するように4本、補強材と側面の板を固定するように4本、合計で8本釘を打っています。ここで注意する点は、補強材と底板とを釘で固定しないことです。補強材と底板とを釘で固定してしまうと。底板から釘が飛び出してしまい引き出しの中に入れた物に傷がつきますのでおすすめできません。
引き出しの修理終了
約1時間で引き出しの修理が終了。
約1時間ほど(木工用ボンドの乾燥時間を除く)かかって修理が完了です。これでどれだけくつしたを入れても、壊れることはないでしょう。底板も抜けることは無いと思います。今回は「0円修理」ということもあり、家にある材料を使っていますが、補強材に使用するのは、断面が三角形になった木材が良いと思います。