カッティングシートを貼って木目調に仕上げる 飾り棚の表面にカッティングシートを貼って木目調に仕上げます。 カッティングシートはインターネットで購入しました。ネットで商品を購入する場合はどうしても色の問題が出てきます。イメージしている色とモニターに映るサンプルカラー …
カッティングシートを貼って木目調に仕上げる
飾り棚の表面にカッティングシートを貼って木目調に仕上げます。
カッティングシートはインターネットで購入しました。ネットで商品を購入する場合はどうしても色の問題が出てきます。イメージしている色とモニターに映るサンプルカラーの色が必ずしも同じとは限らないからです。
今回私がイメージしているカッティングシートの色と木目は、今の部屋にあるテーブルやキャビネットに使用されている木目調に可能な限り近い色と木目です。木目自体は画面で確認できますが、微妙な色目は現物を見るまではわかりません。
そこで、おそらくこのあたりの色であろうという商品を2種類購入して、色と木目が近い方のカッティングシートを使うことにしました。使用しない方のカッティングシートは他のDIYで使用することにし無駄にしません。ただ、このような資材の入手方法はコスト的に無駄になることが多いのであまりおすすめ出来ません。
店舗によってはサンプルを発送してくれるサービスもあったり、色サンプル帳を購入できたりします。まずは少量のカッティングシートを購入し確かめてから、本番用のカッティングシートを購入しても良いでしょう。
高品質はダイノックフィルムを使用します
今回使用するカッティングシートは、3M(スリーエム)のダイノックフィルムという商品です。3Mはこのような資材のトップメーカーであり、ダイノックフィルムも業界のプロ職人が使っているような高品質のカッティングシートです。
ダイノックフィルムは、表面に木目などの柄が印刷されており、その印刷も木目が非常にリアルに再現されています。また、裏側に粘着剤が塗られていますので、裏面の剥離紙を剥がすだけで貼ることが出来ます。
貼りやすさも考慮されており、裏面に格子状の小さな凸凹加工が施されているので、貼り直しや空気が抜きやすい構造になっています。
ホームセンターなどで売られている安価なカッティングシートの場合は、空気を抜きにくい上に、貼り直しが効かない場合もあるので、綺麗に仕上げたいならば、なるべく高品質なカッティングシートを使用しましょう。
空気を抜きながら少しずつ貼るのがポイント
ダイノックフィルムを貼る対象が木材となるので「ドライ貼り」という手法で貼り付けています。
まずは必要な大きさより少し大きめのサイズで、ダイノックフィルムを切ります。はみ出した部分は後でカットします。
1.カッティングシートの位置を棚板に合わせて、剥離紙の一部分を剥がし棚板に固定します。
2.次にそのまま、片手で剥離紙を剥がしながら、もう一方の手でスキージーを使い圧着していきます。中央から両端に向けて空気を抜くように貼り付けていくのが上手に貼るポイントです。
今回は平面に貼るので使用しませんでしたが、局面に貼る場合はドライヤーなどを使って熱を加えると伸びる性質があるので、局面にもフィットさせることが出来ます。
エッジ部分のカットが綺麗に出来る便利アイテム
3.小口部分まで少し巻き込むようにしてダイノックフィルムを貼ります。ドライヤーの熱を当ててやや引っ張りながら貼ることで、綺麗に密着させることができます。
4.エッジ部分の切断にはホームセンターで見つけた「エッジテープカッター」を使ってダイノックフィルムをカットします。エッジテープカッターは、エッジ部分に押し当てて軽く押すだけで綺麗にカットしてくれる便利なアイテムです。
5.下側の面にもダイノックフィルムを貼っていきます。上向きの作業は少し大変でした。
壁際の部分はフリーカットでも大丈夫
6.壁際の部分も定規などを使って、端まで綺麗に圧着させておきます。この部分は定規を使わずコーナー部分にカッターを押し当ててカットしています。少し隙間が出来てしまいましたが、あとで壁紙のコーキングで仕上げますので気にしません。
木口部分もダイノックフィルムで仕上げます
7.木口の部分も、ダイノックフィルムを貼って仕上げます。この仕上げにも「エッジテープカッター」を使用しています。木口の部分はよく見える場所なので丁寧に仕上げます。
全ての面にダイノックフィルムを貼り、飾り棚の完成です
すべての面にダイノックフィルムを貼ることができました。よく見ればカッティングシート仕上げと分かるのですがぱっと見は気になりませんし、初めてのカッティングシートDIYとしては十分な仕上がりだと思います。
色も他の家具と違和感なく出来ており、イメージ通りの飾り棚を作ることができました。
いずれ部屋のイメージチェンジをしたい時が来れば、違うカッティングシートを貼ることで対応することができます。
今回の作業はここまでです。次回は壁紙をコーキングで仕上げる作業になります。