フロアタイルの貼り方-下準備編

まずは古い床材を剥がしましょう。 フロアタイルを貼る場所に、たたみやカーペットは敷いてある場合は、剥がしてからクッションフロアを貼ります。古いフローリングが貼ってある場合は、その上からフロアタイルを貼ることができます。完璧を目指す方はフローリングを剥がしてからクッションフロア …

まずは古い床材を剥がしましょう。

古い床材を剥がす

フロアタイルを貼る場所に、たたみやカーペットは敷いてある場合は、剥がしてからクッションフロアを貼ります。
古いフローリングが貼ってある場合は、その上からフロアタイルを貼ることができます。完璧を目指す方はフローリングを剥がしてからクッションフロアを貼るとよいでしょう。

古いクッションフロアが敷いてある場合は、スクレイパーを使って剥がしていきます。剥がすときは、カッターで切り目を入れてからスクレイパーで剥がしていきます。クッションフロアが剥がれていなく綺麗な状態ならば、その上からフロアタイルを貼ることも可能です。

クッションフロアを剥がすと、床に白い紙が残ります。これはクッションフロアの裏紙で、剥がれかけや浮いているものなどは、スクレイパーで剥がしていきます。剥がれかけや浮いている裏紙の上からフロアタイルを貼ってしまうと、ちゃんと接着されなくなりフロアタイルの「浮き」の原因になってしまうので注意しましょう。
反対に、しっかりと床にくっついている裏紙の場合は、その上からフロアタイルを貼ってしまっても問題ありません。

貼る前の準備|下地清掃と補修

美しく仕上げるためには念入りに下地作業をしましょう。

下地清掃と補修

フロアタイルを貼る場所の下地は、施工時のとても重要なポイントです。下地に、クッションフロアの裏紙の残りや、ゴミ、大きなぽこり等をそのままに、上からフロアタイルを貼ってしまうと、その部分のフロアタイルが浮いてしまったり、凸凹が出来てしまったりします。
フロアタイルをいくら丁寧にそして綺麗に貼っても、下地の状態が悪ければ、綺麗な仕上がりにはなりません。美しく仕上げるためには念入りに下地作業をしましょう。

フローリングやクッションフロアを剥がした後は必ず凸凹ができます。多少の凸凹は問題ないのですが、大きい凸凹がある場合は、パテ処理で平らにして、サンドペーパーで平坦に仕上げておきます。
最後に小さなゴミも残さないように注意しながら、掃除機で掃除しましょう。

貼る前の準備|割り付け(スミだし)と基準線

基準線

フロアタイルを貼る場合、部屋のどこからでも貼りだしていいわけではありません。良くある間違いが、貼りやすいからといって片方の壁から順にフロアタイルを貼っていく方法です。
家の壁面というのはどんな築浅の家でもゆがんでいます。なので、壁を基準にして、貼り出すと反対側の壁際になると大きくゆがんでくることが多いのです。また、部屋の隅の方で、中途半端な大きさのフロアタイルが残ってしまったりする原因にもなります。

ただし、クッションフロアやフローリングなどの上からフロアタイルを貼る場合は、このクッションフロアの柄やフローリングのつなぎ目にあわせて並べていくことができるので、フローリングやフローリング柄のクッションフロアの上からの施工の場合、センターは出さなくても、現在のフローリング目地に合わせて並べていってもOKです。割り付け(スミだし)と基準線の作業を省略することができます。

【部屋のセンターを割り出し印をする】

基準線2

基準線の搔き方は、部屋の中心部分ではなく、部屋を半分にするように、鉛筆やボールペンでセンターに印をしていきます。部屋の一箇所だけでなく、2〜3箇所のセンターを出して印を入れてください、このとき、印をした部分から壁にむけて、フロアタイルを並べた場合に、壁際の部分に極端に小さいフロアタイルが並ばないように、印の位置を左右に調節します。
縦部分(部屋の奥行き)も、部屋の入り口や人目に付きやすい部分などに、極端に小さいフロアタイルが並ばないようにして印をしておきます。どうしても小さいフロアタイルが出来てしまう場合は、家具などで隠れる部分や、なるべく目立たない場所に出来るようにしましょう。

【印をした部分に墨打ちをする】

墨打ち

上記の印を目安に墨打ち機(墨出し器)・チョークライン(墨つぼ)をつかって線を引きます。この線は、フロアタイルを貼りはじめる基準線になるので、できるだけ正確に引くようにしましょう。
墨打ち機(墨出し器)・チョークライン(墨つぼ)が無い場合や、床に直接基準線を引きたくない場合は、たこ糸などを真っ直ぐに張り基準線にしましょう。

フロアタイルの貼り方 – 接着剤(糊)の塗抹と貼る作業編はこちら »

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