耐久性・加工性・安定性・コストパフォーマンスに優れたウエスタンレッドシダー(WRC) ウエスタンレッドシダーとは、通称「米杉」とも呼ばれるヒノキ科ネズコ属の樹木です。カナダ太平洋岸に生息する樹木で、成長すると直径が2mm高さが60m以上にも育ち、カナダの針葉樹の中でも長寿命の …
耐久性・加工性・安定性・コストパフォーマンスに優れたウエスタンレッドシダー(WRC)
ウエスタンレッドシダーとは、通称「米杉」とも呼ばれるヒノキ科ネズコ属の樹木です。カナダ太平洋岸に生息する樹木で、成長すると直径が2mm高さが60m以上にも育ち、カナダの針葉樹の中でも長寿命の樹木の種類になります。
ウエスタンレッドシダー(WRC)は、優れた特徴がたくさんあります。耐久性・加工性・安定性・コストパフォーマンスが優れているなど、木材の中でもトータルバランスの良さから、非常に信頼性がある木材であり、ウッドデッキ・フェンスなどから高級家具材まで使われているほど、プロからアマチュアの木工DIYまで広く愛用されている人気のある木材です。
ウエスタンレッドシダー(WRC)の特徴
ウェスタンレッドシダー(WRC)の優れた特徴
ウエスタンレッドシダー(WRC)は、優れた耐久性と加工性を併せ持っており、自然な色合いや香り、そして木のぬくもり感が特徴です。寸法の狂いが少なく加工しやすい木材で断熱性や防音性なども高い評価を得ています。最大の特徴は、また木に含まれる油分に防腐効果と防虫効果があることで、ウッドデッキ材やフェンス材に最適とされている木材です。
【優れた耐久性】
ウェスタンレッドシダー(WRC)は防腐処理をせずに屋外で使用することができます。条件によりますが、10年から20年の耐久性があると言われています。殺菌成分(Thujaplicin)と防虫成分(Thujic acid)を含んでおり、天然の抽出成分が木の繊維に深く浸み込んでおり、腐食に対してかなりの耐久力を発揮します。
【反り曲がり割れが少ない寸法安定性】
通常は、樹木を製材して使用すると木材に「そり」や「ねじれ」といった現象が起こりますが、ウェスタンレッドシダー(WRC)は他の木材に比べ比重や収縮率がきわめて低く、反りや曲がりそして割れなどが非常に少い木材になります。木工に最適な木材です。
【加工性と塗装性の良さ】
ウェスタンレッドシダー(WRC)は木材自体が軽く柔らかいので加工のしやすい木材です。
材質はほぼ均一で、仕上げ加工や釘打ちなどがとても簡単に出来ます。かんなやサンダーを使っても非常にきれいに仕上がりまた、いろいろな接着剤を使用することが出来ます。実際に手で触ってみると非常にソフトな感触があります。
【美しい外観】
ウェスタンレッドシダー(WRC)は美しい外観を持つ木材です。表面は綺麗な色合いとウエスタンレッドシダー特有の甘い香りで、癒し効果やリラックス効果があります。その他、断熱性、耐火性、音響効果など、様々な優れた特徴があります。
ウエスタンレッドシダー(WRC)の用途
ウエスタンレッドシダーは加工性が良いだけでなく、
耐久性もバツグン!
ウエスタンレッドシダーは、加工性が良いだけではなく、耐久性も高い樹種なので、屋外で使用するウッドデッキやフェンス、外壁材とし多く使用されています。白蟻などに対して高い防虫効果を持っており、さまざまな建築にも応用できる汎用性の高い建材です
屋外での使用用途以外でも、机や椅子、本棚などをDIYで作られる場合にもオススメ。木材自体が軽くて柔らかいのでDIYの木工で最も多く使用されている木材です。
ウエスタンレッドシダー(WRC)の規格とサイズ
ツーバイフォー(2×4)規格でカットされているウエスタンレッドシダー。
ウエスタンレッドシダーは一般的に2×4(38mmx89mm)材として販売されていることがほとんどです。ツーバイフォー(38mmx89mm)材は規格に沿ってカットされており、インチとフィートで規格されています。規格化されているため、設計が非常にしやすいですし、シンプソン金具など、ツーバイフォー(2×4)材用の金具が使えるのは、DIYユーザーにとっては最大のメリットです。
ウエスタンレッドシダーの注意点
色のバラツキがあるので注意。
ウエスタンレッドシダーは、辺材、芯材などにより色にバラつきがあります。ステインなどの塗料を塗っても色に濃淡が出来てしまいますので、全体の色味を揃えたいDIYには不向きです。
但し、1本1本の色味の違いから生まれる、ナチュラルなグラデーションは、ムク材らしい自然感を味わう事ができます。
ウエスタンレッドシダーは、柔らかいので加工しやすいのですが、同時に傷がつきやすいとも言えますので、取扱には十分注意してください。